今年は、記録尽くしの猛暑となりました。８月の日本列島は、沖縄・奄美をのぞいた地域の平均気温が統計開始以来、最も高くなる見通しで、戦後、一番暑い夏になりそうです。

　「残暑」とはいえ、全国的に厳しい暑さが続く今年の夏。８月の日本列島の平均気温は、３０日までの暫定値で▽北日本が平年より２．６度、▽東日本が２．２度、▽西日本が２．１度上回り、沖縄・奄美を除いた地域で、１９４６年の統計開始以来、最も高くなる見通しです。

　東京・大手町でも、８月のこれまでの最低気温の平均が平年を２．８度上回り、月の平均気温が平年を２．５度上回ったということで、１８７６年からの観測史上、最も高くなりました。

　さらに東京・大手町では、３０日に今年に入って４７日目の「熱帯夜」となり、史上１位の記録に並ぶなど記録尽くしの今年の猛暑。熱中症で病院などに運ばれた人数は、５月末からのおよそ３か月で全国で合わせて４万６７２８人に上っています。

　気象庁によりますと、９月１０日頃までは全国的に３０度を超える厳しい暑さが続く見込みで、引き続き熱中症などには注意が必要です。（31日15:54）