この夏の電力不足が懸念される関西では、大阪府と市で節電に向けたプロジェクトチームが発足し、公共施設などを「クールスポット」と位置づけ、ピーク時に利用を促すなど、具体策の検討が始まりました。

　「なんとしてもこの夏を乗り切りたい。１ワットでも多く節電できるよう積み上げていただきたい」（松井一郎 大阪府知事）

　大阪府と市では、２５日朝、節電対策に向けた緊急プロジェクトチームが同時に立ち上がリました。

　この夏、関西電力管内では深刻な電力不足が予想され、関西広域連合は、記録的な猛暑となったおととし夏と比べて１５％以上の節電を目標としています。

　府は、家庭での電力消費を減らすため、公共施設やプール、博物館などを「クールスポット」として設定し、昼のピーク時にはできるだけそこで過ごしてもらうよう、無料開放を含めた特典を検討しています。

　会議では、熱中症対策についても協議するということです。（25日11:41）