イギリスのロンドンを公式訪問中の天皇・皇后両陛下が、エリザベス女王の即位６０周年を祝う昼食会に出席されました。現地からの報告です。

　「ロンドン郊外にあるウィンザー城です。エリザベス女王夫妻が主催する昼食会は、こちらの城で開かれ、つい先ほど終了しました」（記者）

　両陛下は、１８日、宿泊先のホテルから笑顔で出発され、皇后さまは着物姿でした。白バイに先導された車に乗って、およそ４０分ほどでウィンザー城に到着し、沿道の人々に手を振って応えられました。

　女王夫妻は、ゲストたちを次々と迎え、両陛下が到着すると、握手をして、にこやかに言葉を交わしていました。王室側からは、ウィリアム王子とキャサリン妃も出席し、ゲストをもてなしました。

　昼食会そのものは非公開でしたが、世界およそ３０の国から王族らが招かれ、この中で、５９年前の女王の戴冠式に立ち会ったのは、当時、１９歳と１８歳だった天皇陛下とベルギーのアルベール国王の２人だけだという事です。

　両陛下は、いったんホテルに戻った後、再び夜にはバッキンガム宮殿で行われるチャールズ皇太子夫妻主催の晩餐会に出席される予定です。（18日23:39）