【シリコンバレー=兼松雄一郎】「物言う株主」として知られる著名投資家カール・アイカーン氏は11日、ツイッター上で株式を保有する米アップルに対し、4月までに株主配分策の拡大を求めた。アップルはスマートフォン「iPhone」の新モデルの販売が好調で、手元資金が膨らんでいる。
アイカーン氏は来年以降の発売が予想されるテレビ端末による上乗せ分を織り込めば、株価は7割以上の上昇余地があると主張した。アップルの時価総額は7千億ドル(84兆円)を超え、米企業として過去最高の水準で推移している。
アイカーン氏は昨年秋にもアップルに対し、株主配分の拡大を求めたことがある。