内閣府が12日発表した2014年12月の機械受注統計によると、民間設備投資の先行指標である「船舶、電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)は前月比8.3%増の8536億円だった。プラスは2カ月連続。QUICKが10日時点で集計した民間の予測中央値は2.4%増だった。
うち製造業は24.1%増、非製造業は7.2%増だった。前年同月比での「船舶・電力を除く民需」受注額(原数値)は11.4%増だった。
内閣府は基調判断を「持ち直しの動きに足踏みがみられる」から「緩やかな持ち直しの動きがみられる」に変更した。
10~12月期の四半期ベースは前期比0.4%増の2兆4196億円と2四半期連続のプラスだった。15年1~3月期は1.5%増の見通し。
同時に発表した14年の受注額は前年比4.0%増の9兆6920億円だった。増加は2年連続。
機械受注は機械メーカー280社が受注した生産設備用機械の金額を集計した統計。受注した機械は6カ月ほど後に納入され、設備投資額に計上されるため、設備投資の先行きを示す指標となる。〔日経QUICKニュース(NQN)〕