静岡県は12日、中国東方航空が静岡―寧波(中国)間で定期便の運航を計画していると発表した。火曜日と金曜日の週2便で、3月31日から運航する予定。同社は週4便の静岡―上海・武漢(中国)線も3月29日から、毎日運航に増便する。中国からの訪日観光需要を取り込む。
静岡空港を発着する国際線(定期便)は寧波線で5路線目。天津航空が1月28日から静岡―天津線に就航しており、中国側は首都圏などへのツアーが組みやすい静岡空港への路線を拡充する。寧波線は静岡到着が午後1時、静岡発が午後2時。座席数は150席程度。日本での航空券の販売開始時期は未定だ。
寧波線の定期便就航に先駆け、2月17日から中国人観光客向けのチャーター便を運航する。5~6泊のツアーで、県内では伊豆地域や富士山周辺などを巡る予定。
上海・武漢線はこれまで、月、水、金、日の週4便運航していた。毎日運航後は静岡到着が午後2時45分、静岡発が午後3時40分となる。座席数は160席程度となる。