力投する静岡の春=加藤諒撮影
(29日、選抜高校野球 東海大相模8―1静岡)
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「自分の投球はできた。相手の打者が上でした」。静岡のエース春は真っすぐ前を向いて話した。
4安打完封した初戦から一転し、二回に2点本塁打を浴びた。「決めにいった変化球が高く浮いた。四球で走者を出したのもいけなかった」。四回にも2失点して降板した。
「全国のAクラスを倒そう」と冬場の練習に臨んできた。「投手陣は5点以内に抑えるのが目標だった。やってきたことは間違っていない。まだ実力が不足していた」。夏に向けての課題を聞かれると、「決め球です」と短く答えた。
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●栗林監督(静) 「精いっぱいやったが、実力の差。打線の厚み、球速以上に伸びる投手の球、鍛えられた機動力。東海大相模が夏への手本になる」
●大石部長(静) この試合を最後に掛川西(静岡)へ異動。「幸せでした。選手には感謝しかない。さらなる高みを目指してやってほしい」
●黒岩(静) 部長の最後の試合を白星で飾れず。主将は「こんな試合して、申し訳ないです。情けない」。