【ワシントン=川合智之】世界銀行は12日、ウクライナの経済再建に向けて最大20億ドル(約2400億円)の金融支援を年内に実施すると発表した。特にエネルギーや銀行部門で、貧困対策やビジネス環境の改善などにあてる。総額175億ドルの追加金融支援を発表した国際通貨基金(IMF)と連携する。
債務不履行の危機に直面していたウクライナ経済の再建を支える。公共インフラや健康サービスの向上、財政支援などを進める方針だ。キム総裁は声明で「(停戦合意が)経済の安定に道を開くことを望む」と表明。「ウクライナが包括的改革を速やかに実施することが重要だ」と強調した。