LIXILグループ(5938)は16日、ユーロ円建ての新株予約権付社債(転換社債=CB)で計1200億円を調達すると発表した。併せて、200億円を上限に自社株買いを実施すると発表した。CBで調達した資金は子会社融資に1000億円を充てるほか、自社株買いの原資とする。
今回発行するCBは満期が2020年(払込総額600億円)と22年(同600億円)の2種類で、ともに表面利率が付かないゼロクーポン債。払込期日と発行日はどちらも3月4日(ロンドン時間)。欧州やアジアの機関投資家に販売する。
自社株買いは2月17日から3月31日まで800万株、200億円を上限に実施する。800万株は金庫株を除いた発行済み株式総数の2.73%に相当する。CB発行と自社株買いを併せて行うのは「リキャップCB」と呼ばれる手法で、自己資本利益率(ROE)を向上させる狙いがある。〔日経QUICKニュース(NQN)〕