【NQNニューヨーク=岩切清司】17日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸した。終値は連休前の13日終値に比べ28ドル23セント(0.2%)高の1万8047ドル58セントとなった。信用不安のくすぶるギリシャが欧州連合/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EAE7E1E7E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX(EU)などに対し融資の延長を求めると一部で伝わり、事態の進展を期待した買いが米株式相場を支えた。
朝方は売りが優勢になる場面が目立った。16日に開かれたユーロ/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3E5EBE7E5E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX圏財務相会合でギリシャに対する金融支援の延長に関する交渉が物別れに終わった。ギリシャ問題に関する不透明感が一段と強まり、欧州市場で主要な株価指数の下落が目立った。悪化した投資家心理は米市場にも波及し株式売りにつながった。
午後に入りギリシャが融資を求める姿勢を示したと伝わると、不安感が後退。買いが優勢となった。
多くの機関投資家が運用の参考指標とするS&P500種株価指数も3日続伸。同3.35ポイント(0.2%)高い2100.34で終えた。ハイテク株比率の高いナスダック/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE2EAE2E2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX総合株価指数は5日続伸した。同5.431ポイント(0.1%)高の4899.267となった。2000年3月27日以来ほぼ14年11カ月ぶりの高値で終えた。
業種別S&P500種株価指数(全10業種)は「ヘルスケア」や「金融」など5業種が上げた。「一般消費財/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE6E4EAE2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX・サービス」や「公益事業」などが下げた。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約7億8000万株(速報値)、ナスダック市場は約17億2000万株(同)だった。
市場予想を上回った決算が好感された医療機器のメドトロニックが高い。大幅増益のタイヤ大手グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバーも買われた。最高経営責任者の退任を発表したホテルのスターウッド・ホテルズ・アンド・リゾーツも上げた。クレジットカードのアメリカン・エキスプレスやインテルもしっかり。
14年に発生したリコール問題が蒸し返され慎重な材料として意識されたゼネラル・モーターズ(GM)が安い。米マクドナルドやエクソンモービルも売られた。