配達を外部委託したように装い、佐川急便(京都市)から約5100万円をだまし取ったとして、警視庁城東署は19日までに、元同社社員、星野秀明容疑者(47)と下請け先の元運送業、大山智志容疑者(51)を詐欺容疑で逮捕した。同署は2人が2003年以降に総額約2億円を詐取したとみている。
逮捕容疑は、星野容疑者が支店係長だった09年9月~10年6月、大山容疑者が配達を請け負ったように装い、同社から委託料として約5100万円をだまし取った疑い。
城東署によると、星野容疑者は詐取した金を「競馬やパチンコに使った」と供述、大山容疑者は「係長からの申し出なので断れなかった」と話しているという。佐川急便の社内調査で不正が発覚し、同社は10年7月に星野容疑者を懲戒解雇した。