東京都三鷹市で高校3年の女子生徒が刺殺されたストーカー事件で殺人罪などに問われた池永チャールストーマス被告(22)について、東京高検は20日、審理を一審に差し戻すとした二審・東京高裁判決に対し上告しない方針を明らかにした。二審判決は確定する見通しで、改めて裁判員裁判で審理されることになる。
一審・東京地裁立川支部の裁判員裁判判決は懲役22年としたが、二審判決は被告がネット上に被害者の画像を投稿したことを巡り「起訴されていない画像投稿を処罰する趣旨で量刑を判断した疑いがある」として破棄し、審理を差し戻すとしていた。