日本相撲協会は23日、大相撲春場所(3月8日初日・大阪市ボディメーカーコロシアム)の新番付を発表し、照ノ富士と隠岐の海が新関脇、玉鷲が新小結に昇進した。
新三役で東の照ノ富士は初土俵から所要23場所の昇進で、年6場所制となった1958年以降で9番目のスピード記録(幕下付け出しを除く)。西の隠岐の海は島根県出身として明治時代の谷ノ音以来、121年ぶりの関脇となった。
東小結でモンゴル出身の玉鷲は初土俵から所要66場所の昇進で、三役となった外国出身力士で最も遅い。西小結には3場所ぶりの三役となる妙義龍が就いた。
横綱は史上最多33度目の優勝を達成した白鵬が7場所連続で東の正位に座る。西は日馬富士で、鶴竜は東。大関陣は東が稀勢の里、西は琴奨菊に豪栄道で先場所と変わらない。
先場所、入門以来初めて負け越した逸ノ城は西関脇から西前頭筆頭に下がって、今場所は序盤から上位戦が予想される。人気の遠藤は西前頭5枚目となった。
新入幕はなく、北太樹と臥牙丸、阿夢露が再入幕した。新十両は堀切改め阿炎、川成改め天風、石浦の3人。琴恵光と希善龍が十両に復帰した。〔共同〕