岐阜地検は7日までに、岐阜県関市の住宅で昨年11月に老夫婦を刺殺したとして、無職、笠原真也容疑者(21)を殺人などの罪で起訴した。地検は約3カ月間鑑定留置し、刑事責任能力があると判断した。
起訴状によると、11月11日午前11時55分ごろ、住宅に侵入して無職、井上大三さん(当時81)と妻、美智子さん(同73)を牛刀で刺し、いずれも失血死させたとしている。井上さんの中学生の孫娘が帰宅するのを待ち伏せ、いたずらする目的だったという。
県警によると事件当時、孫娘は家にいた。笠原被告を振り切って外へ逃げ被害を免れた。〔共同〕