女性限定の大会では世界最大規模となる名古屋ウィメンズマラソンが8日、名古屋市で開かれた。沿道からは多くの観衆がランナーに声援を送った。今年はテロ警戒のため、自転車に乗って不審者に目を光らせる愛知県警の「バイシクルポリス」が登場。安全で楽しめる大会にしようと、ランナーだけでなく、関係者も汗を流した。
バイシクルポリスはマウンテンバイクに乗った若手の機動隊員。無線や警棒などを装備した制服姿で、2人一組になって周囲を見回しながらコース脇を走った。県警は「自転車なら何かあってもすぐに駆けつけられる。通常の警察官の装備を身につけることで、参加者に安心してもらえる」と狙いを話す。
24人の隊員が3つのエリアに分かれて警戒にあたった。27歳の男性巡査長は「担当するコースを十分に下見した」という。この日、家族の応援に来たという50歳代の女性は「安心して応援できる」と笑顔で話していた。今大会には約1万8000人が出場した。