エストニアで行われたフィギュアスケートの世界ジュニア選手権で優勝した宇野昌磨(愛知・中京大中京高)と3位に入った山本草太(邦和スポーツランド)が10日、中部国際空港に帰国した。
眠たい目をこすりながら取材に応じた宇野は「ぜいたくと思えるくらいに成長した。今までで一番やりきった」と充実のシーズンを振り返った。
来季はシニアに参戦し、3年後の平昌冬季五輪を見据える。「ジュニアでどれだけいい成績を残しても近づいた気はしない。また挑戦という気持ちでやっていく」と力強く言った。山本も「来年は絶対てっぺんを狙っていきたい」とさらなる飛躍を誓った。
女子で3位に入った樋口新葉(東京・日本橋女学館中)は成田空港に帰国し「目標を達成できてうれしい。忘れられないシーズンになった」と喜びを語り、来季の目標にトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の習得と世界ジュニア選手権での優勝を掲げた。〔共同〕