太陽光パネル1100枚（約3300万円相当）などを盗んだとして、福岡、宮崎両県警は12日までに、暴力団工藤会（本部・北九州市）系組幹部、小西章二容疑者（47）＝北九州市八幡西区町上津役西3＝ら７人を窃盗容疑で逮捕した。また、盗品と知りながら同パネルを買い取ったとして、暴力団山口組系組幹部、谷口健容疑者（42）＝宮崎市新城町＝ら５人を盗品等有償譲り受け容疑で逮捕した。

福岡県警によると、同パネルは縦約100センチ、横約170センチで重さは１枚約20キロ。両県警は関係先約20カ所を捜索し、これまでに宮崎市内で600枚を押収した。両県警は暴力団の組織的な関与も視野に、ほかの500枚の処分先や事件の経緯を詳しく調べる。

小西容疑者ら７人の逮捕容疑は昨年10月25日夜～26日朝、福岡県宗像市の建設現場で太陽光パネル1100枚や、中型トラックなど９点（計約600万円相当）を盗んだ疑い。谷口容疑者ら５人の逮捕容疑は同年11月13日、同県嘉麻市の資材置き場で、盗品と知った上で同パネルを約１千万円で買い取った疑い。

福岡県警は12人の認否を明らかにしていない。