連合は18日、2015年の春季労使交渉の一斉回答日を受けた記者会見を開き、賃金水準を一律で引き上げるベア(ベースアップ)や定期昇給を合わせた賃上げ率が「3%を超える水準になる可能性がある」(須田孝総合労働局長)と明らかにした。須田氏によると、3%を超えれば「組合数が異なり単純比較はできないが、1994年の3.11%以来の高水準になる」という。連合の集計では14年の春季労使交渉の賃上げ率は2.07%で、この水準を上回る可能性が高いとしている。
18日までに集計した34組合分を単純平均すると、ベア分の賃上げ額が3707円(1.2%程度に相当)になったと説明した。連合は2%以上のベア、定昇と合わせて4%以上を求めていた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕