安倍晋三首相は30日午前の衆院予算委員会で、26日に米ワシントン・ポスト紙のインタビューを受けた際、従軍慰安婦問題について聞かれ「人身売買」という表現を用いたと明らかにした。同紙は従軍慰安婦について首相が「ヒューマン・トラフィッキング(人身売買)の犠牲となった」と述べ、首相として初めて人身売買との表現を使ったと報じていた。
首相は「この問題については様々な議論がなされてきている。この中で人身売買についての議論も指摘されてきたのは事実だ。その観点から『人身売買』という言葉を使ったところだ」と述べた。民主党の後藤祐一氏への答弁。