【シリコンバレー=小川義也】米マイクロソフト(MS)は31日、自社開発のタブレット「サーフェス」の新製品「サーフェス3」を発表した。基本ソフト(OS)をタブレット向けの「ウィンドウズRT」から「ウィンドウズ」に変更。上位機種の「サーフェスプロ3」と同様、パソコンと同じ機能を使えるようにしつつ、499ドル(約5万9600円)からと価格を抑えた。
米マイクロソフトが発表した新型タブレット端末「サーフェス3」=同社提供・共同
5月5日から米国など26カ国・地域で順次発売する。日本は当初の販売地域に入っていない。日本マイクロソフトは「日本市場に最適なかたちで発売する準備をしており、別途発表する」としている。
シリーズで最薄・最軽量の本体には10.8型の液晶タッチパネルと、米インテルの低消費電力型CPU(中央演算処理装置)「アトムx7」を搭載。1回の充電で約10時間動く。OSは発売時点では「ウィンドウズ8.1」だが、今夏にも提供を始める「ウィンドウズ10」に無償でアップグレードする。高速通信サービスのLTEに対応したモデルも用意した。