6日午前の東京外国為替市場で円相場は反発して始まった後、伸び悩んでいる。10時時点は1ドル=119円02~04銭近辺と前週末3日17時時点に比べ61銭の円高・ドル安で推移している。3月の米雇用統計が市場予想を大幅に下回ったことで円買い・ドル売りが強まった前週末の海外市場の流れを引き継いで始まった。その後は国内輸入企業などによる円売り・ドル買いも見られ、円は一時119円09銭近辺まで上げ幅を縮小した。
10時前の中値決済については、「ややドルが不足していたが、大きな偏りではない」(国内銀行)との観測が出ていた。休場している市場が多く、市場が米雇用統計の結果を本格的に織り込むのは明日以降との指摘もある。
円は対ユーロで続落後、小幅な値動きとなっている。10時時点では1ユーロ=130円74~80銭近辺と同68銭の円安・ユーロ高で推移している。新たな取引材料が乏しく、持ち高を積極的に傾ける動きは見られない。
ユーロは対ドルで4日続伸後、上げ幅をやや縮小している。10時時点では1ユーロ=1.0984~88ドル近辺と同0.0113ドルのユーロ高・ドル安で推移している。〔日経QUICKニュース(NQN)〕