日本マクドナルドホールディングス(2702)は8日、3月の既存店売上高が前年同月と比べ29.3%減ったと発表した。マイナスは14カ月連続。減少幅も2月(28.7%減)から拡大し、1月(38.6%減)に次ぐ過去2番目の大きさだった。
1月に明らかになった商品への異物混入の影響が続いている。マクドナルドは他社との競争激化により、市場における優位性が失われつつあることも客足を遠のかせていると説明している。
3月の客数は23.5%減と23カ月連続のマイナスで、減少幅は前月(19.1%減)から拡大した。一方、客単価は7.5%減と9カ月連続のマイナスだったが、マイナス幅は前月(11.8%減)から縮小した。期間限定商品が好調で、全体でも「少しずつ回復の兆しがみえる」(同社)としている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕