岐阜県酒造組合連合会は10日、岐阜市内のホテルで、今冬に仕込んだ新酒の鑑評会を開いた。約100人の参加者が利き酒をして、各酒造場の自信作の香りをかいだり、口に含んだりして出来栄えを確かめた。
県内28酒造場から145点が出品。最高位の県知事賞には吟醸酒部門で白扇酒造(川辺町)の「花美蔵」、純米酒部門で花盛酒造(八百津町)の「はなざかり」、本醸造酒部門で天領酒造(下呂市)の「天涼」が選ばれた。
審査にあたった連合会の苅谷幹治技術顧問は「今年は気候に恵まれ、上々の出来栄え。どれも香りが高く、味に深みがあって粒ぞろい」と話した。