【NQNニューヨーク=神能淳志】15日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸した。終値は前日比75ドル91セント(0.4%)高の1万8112ドル61セントだった。欧州の株高に加え、発表が本格化している米主要企業の決算や原油高を背景に投資家心理が改善。米株式相場には買いが優勢となり、ダウ平均は上げ幅を一時123ドルまで広げた。
14日夕に発表した四半期決算/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE3EAE3E2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXが増益となった半導体大手インテルが4%超上げ、ダウ平均の採用銘柄では上昇率がトップとなった。ニューヨーク原油先物相場は一時1バレル/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3E5E1E4E3E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX56ドル台半ばと約4カ月ぶりの高値を更新。昨年からのドル高や原油安に伴う米企業の業績への過度の懸念が和らぎ、米株式相場の買いを誘った。
欧州中央銀行/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EAE6E0E2E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX(ECB)は15日の理事会で金融政策の現状維持を決めた。国債/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3E5EAE5E1E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX購入を含む量的金融緩和/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EBE1E2EAE2E3E5E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXが長引くとの見方から、ドイツなど欧州主要国の株価指数が上昇。英国でもFTSE100種総合株価指数が過去最高値を更新するなど欧州株の上げ基調が続いていることも米市場の参加者の心理を強気に傾けた。
もっとも、ダウ平均は3月上旬に付けた過去最高値(1万8288ドル63セント)に迫っているうえ、米主要企業の決算発表は序盤とあって市場では先行きに慎重論も根強い。高値圏では持ち高調整を目的とした売りも出た。