東京都は20日から、代々木公園(東京・渋谷)など都内9カ所の公園で、蚊の発生状況とデングウイルスの有無の調査を始める。
イベントや散策などで人が多く集まる公園を対象に、雨水升にいるボウフラや、公園内を浮遊する蚊の成虫を捕まえ、発生数やウイルスなどを調べる。調査は定期的に11月まで継続する。
代々木公園で昨年8月、国内では69年ぶりとなるデング熱の感染が確認され、同10月末までに感染者は全国で160人に上った。
都が設けた専門家による対策会議は同12月、蚊の実態を調査して発生を抑制するとともに、デング熱の早期診断の体制を整備することなどを求める報告書をまとめた。