18日午後10時35分ごろ、岡山県倉敷市水島川崎通1、JFEスチール西日本製鉄所の製鋼工場で、溶けた鉄が炉から漏れ出し火災が起きた。消防によると、作業員とみられる男性4人がやけどを負って病院に搬送され、うち1人が重傷。全員意識はあるという。火は収まった。
JFEスチールや消防などによると、鉄を炉で溶かす作業中に高温の鉄が大量に漏れ出し、火災が起きたという。炉の底が抜けたとの情報もあり、消防などが消火作業を進めるとともに、詳しい状況を調べている。
同社によると、事故があった工場は24時間稼働している。漏れ出たとみられる溶けた鉄の温度は800~千度にもなるという。
同製鉄所では昨年2月にも、溶けた鉄が飛び散り、近くにいた作業員がやけどを負った。
現場は高梁川の河口付近の、水島港に面した工場が多く立ち並ぶ地区。〔共同〕