日本原燃は4日、新規制基準による審査が中断している使用済み核燃料の再処理工場(青森県六ケ所村)について、原子力規制委員会に審査の再開を求めた。建物内に雨水が流れ込んだ問題を受け、再点検などを優先するとして昨年10月に中断を申し出ていた。審査は終盤にあり、規制委は再開を認めた。
4日午前の規制委の定例会で、工藤健二社長が安全上重要な設備などの点検結果や再発防止策について説明し、審査の再開を求めた。
再処理工場は2014年、東京電力福島第一原発の事故後に導入された新基準に適合するため規制委による審査が始まった。
昨年8月、非常用発電機がある…