JXホールディングスは21日、内田幸雄副社長(64)が社長に昇格する人事を正式発表した。6月下旬に開く株主総会後の取締役会で決める。木村康会長(67)は留任し、松下功夫社長(68)は相談役に退く。
内田副社長は同日都内で開いた記者会見で「環境変化にあわせた適正な経営資源の配分と、グループの持続的な成長と発展に取り組む」と意気込みを語った。2016年度から実施する新たな中期経営計画の策定に向け石油精製、資源開発、金属の主力3事業でコストを削減し、収益力を高めていく考えを示した。
今回の人事では、木村会長が兼務するJX日鉱日石エネルギー会長を退任することも発表した。