千葉県船橋市の野口愛永さん(18)が車で連れ去られ行方不明となっている事件で、千葉県警に監禁容疑で逮捕された住所不定、無職、中野翔太容疑者(20)が「逮捕された少女に依頼され野口さんを暴行し埋めた」と供述していることが25日、捜査関係者への取材で分かった。
県警によると、同県芝山町の畑で見つかった遺体は頭部を何かで何重にも巻かれていた。野口さんとみて身元確認を急ぐとともに、逮捕した中野容疑者ら4人の関係の特定を進める。
また野口さんに金銭トラブルがあったとほのめかす供述を、4人のうちの一部がしていることも判明。中野容疑者は逮捕前に知人に対し「金の貸し借りが問題となっていた」との趣旨の話をしていたという。県警は25日午前、中野容疑者を送検した。
逮捕された少女(18)は野口さんの元同級生という。ほかに逮捕されたのは住所不定、無職、井出裕輝容疑者(20)と、東京都葛飾区の鉄筋工の少年(16)。
県警に対し、少女と少年の2人は当初、野口さんを車で連れ去り移動中に下車したと説明していたが、供述にあいまいなところがあり、慎重に調べている。〔共同〕