2013年に3歳の次男を死亡させ、遺体を荒川河川敷に遺棄したとして、警視庁捜査1課は28日、父親の皆川忍(31)、母親の朋美(28)の両容疑者を監禁致死と死体遺棄の疑いで逮捕した。
両容疑者は詐欺などの容疑で逮捕され、「息子の遺体を山梨県の河口湖周辺に捨てた」と供述。捜査1課の捜索では遺体は見つかっていないが、関係者の供述などから立件は可能と判断した。
逮捕容疑は12年12月~13年3月、東京都足立区内の自宅で次男をペット用のかごにとじ込めた上、口にタオルをまいて窒息死させ、足立区の荒川河川敷に遺体を遺棄した疑いが持たれている。
捜査1課によると、2人は容疑を認めているが、皆川容疑者は「遺体は山梨に捨てた」と話している。
昨年5月、児童相談所の調査で次男が行方不明になっていることが判明。捜査1課が2人を詐欺容疑などで逮捕。昨年11~12月、一審・東京地裁が有罪判決を言い渡し、いずれも確定した。