経団連の榊原定征会長は11日の記者会見で、篠田和久副会長（王子ホールディングス取締役）が任期途中で退任すると明らかにした。体調不良が理由で、同日の会長・副会長会議で篠田氏本人から申し出があった。６月２日の定時総会で正式に決める。経団連は補充のための人事は当面実施せず、６月以降の副会長はいまの18人から15人体制になる。

篠田氏は2012年６月から経団連副会長を務めていた。今年６月の定時総会では、篠田氏のほか、三菱商事の小島順彦会長ら８人が副会長を任期満了で退き、三井物産の飯島彰己社長ら６人が新たに副会長に就く。