民事再生手続き中のスカイマークが11日発表した4月の搭乗実績によると、全路線平均の搭乗率は64.5%だった。1月下旬の経営破綻後に路線や便数を減らした効果で前年同月に比べると2.6ポイント改善したが、春休みシーズンで旅客需要が旺盛だった前月に比べると13.2ポイント悪化した。搭乗者数は前年同月比18.4%減の42万5247人だった。
主力の羽田空港を発着する路線は福岡線や神戸線で前年を上回る搭乗者数を獲得するなど堅調だった。一方、8月末で運休予定の神戸―米子線の搭乗率が25.4%と2013年12月の就航以来、最低の水準に落ち込むなど、地方路線が低迷した。