【ワシントン=川合智之】オバマ米大統領は13日、ホワイトハウスでサウジアラビアのムハンマド皇太子と会談した。皇太子は直前に訪米を欠席したサルマン国王の代理として会談に臨み「課題を克服し、地域に平穏と安定をもたらすために協力したい」と述べた。
その後、オバマ氏は湾岸協力会議(GCC)6カ国の首脳らをホワイトハウスに招き、夕食会を催した。
オバマ氏は会談前に記者団に対し「特別な支援と尽力、対テロの取り組みへの協力に感謝したい」と語った。イラクでの過激派組織「イスラム国」(IS)掃討に向けた戦いや、イエメン・シリア情勢、人道的支援などについて皇太子と議論すると述べた。
14日にはワシントン郊外の山荘キャンプデービッドに移り、首脳会議を開く。米欧などとイランとの核協議や、米の安全保障面での支援強化などについて議論する見通しだ。