【ワシントン=岩本昌子】米シカゴ連邦準備銀行が21日発表した4月の全米活動指数はマイナス0.15だった。前月分から0.21ポイント上昇したが、4カ月連続でマイナス圏にとどまった。
同指数はゼロ以下になると米経済活動が過去の平均以下の成長ぶりであることを示す。分野別は「生産関連」や「消費・住宅市場」がマイナス圏の数値だった。一方で「雇用関連」は3月のマイナス数値から上昇し、0.08とプラス圏に回復した。米経済成長の実情により即しているとされる3カ月移動平均値は前月分から0.04ポイント上昇し、マイナス0.23だった。