中国人グループによる他人のクレジットカード番号を使った家電製品の不正購入事件で、福岡、山口両県警は21日、盗品と知りながら商品を買い取ったとして、中国人留学生、宋長明容疑者(24)=大阪市生野区=を盗品等有償譲り受け容疑などで逮捕した。福岡県警によると、宋容疑者は「盗品とは知らなかった」と容疑を否認している。
両県警は同日、宋容疑者が家電製品を転売したとみて、関係先として大阪市浪速区の通販会社を同容疑などで家宅捜索した。福岡県警などは、中国人グループが他人のカード番号でオンラインショップから家電製品を購入し、マンションの空き部屋などで受け取り、転売していたとみて、事件の全容解明を進めている。
逮捕容疑は昨年9月、大阪市浪速区の路上で、盗品と知りながら、劉金龍被告(26)=窃盗罪などで公判中=からノートパソコンなどを約22万円で買い取った疑い。
また両県警は20日、昨年9月にデジタルカメラの不正購入や大阪市内のマンションの空き部屋での受け取りに関与したとして、劉被告を窃盗容疑などで再逮捕した。