【NQNニューヨーク=川内資子】22日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の7月物は前日比1.00ドル安の1バレル59.72ドルで取引を終えた。外国為替市場でドルがユーロに対して上昇し、ドル建てで取引される原油には割高感から売りが優勢となった。
週明け25日はメモリアル・デーの祝日で米市場が3連休に入るとあって、目先の利益確定を目的とした売りも出た。
ガソリンとヒーティングオイルはともに3日ぶりに反落した。
ニューヨーク金先物相場はほぼ横ばい。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である6月物は前日比0.1ドル安の1トロイオンス1204.0ドルで終えた。連休前とあって積極的に持ち高を一方向に傾ける市場参加者が少なく、方向感に欠いた。
4月の米消費者物価指数(CPI)ではエネルギー・食品を除くコア指数が前月から市場予想を超えて上昇した。米連邦準備理事会(FRB)による利上げ開始が意識され、金市場への資金流入が細るとの見方が浮上。先物を売る動きが加速する場面があった。
銀は3日ぶりに反落し、プラチナは続落した。