【シアトル＝共同】米大リーグ、ヤンキースの田中将大投手は２日、故障者リスト（ＤＬ）からのメジャー復帰戦となる３日（日本時間４日午前４時40分試合開始予定）のマリナーズ戦を控え、敵地シアトルのセーフコ・フィールドで「楽しみは楽しみだけど、（マウンドに）立つだけでは意味がない。結果をしっかり出せるように投げたい」と意気込みを口にした。球数は80～85球がめどになる。

マリナーズとは昨年６月11日に同じく敵地で対戦し、６安打２失点、11三振を奪って完投勝利を挙げている。26歳の右腕は「いい投球ができたマウンドだし、（イメージは）いい。打線をつなげさせないように、要所を押さえていければいいと思う」と前向きに話した。

４月末に右の手首と前腕部を痛めてＤＬ入り。２度のリハビリ登板を経て、当初の予定通り約１カ月での戦列復帰となる。田中は「この時間が良かったと言えるかどうかは、今後の自分次第。最後まで戦い抜きたいという気持ちは一緒」と残りのシーズンでのフル回転を誓っていた。