厚生労働省は6日までに、化学及血清療法研究所(化血研、熊本市)が製造した血液製剤12製品26品目について、国が承認したのとは異なる方法で製造したとして出荷差し止めを指導したと発表した。因果関係があるとみられる健康被害は報告されておらず、健康に重大な影響を与える可能性は低いとして回収はしない。
ただこのうち6製品16品目は代替品がないため、安全性を確認した上で例外的に出荷を認める。
この6製品は生まれつき血液疾患のある新生児や、血友病患者などに使われるもので、販売名は「注射用アナクトC」「バイクロット配合静注用」「ノバクトM静注用」「献血ベニロン―I静注用」「献血グロブリン注射用」「コンファクトF注射用」。〔共同〕