【ルマン(フランス)=共同】伝統の自動車耐久レース、第83回ルマン24時間は14日、フランス西部ルマンのサルテ・サーキット(1周約13.6キロ)でゴールを迎え、2台で初優勝に挑んだトヨタは上位争いに絡めず、6位と8位に終わった。
8番手でスタートした中嶋一貴らのトヨタ1号車は、アンソニー・デービッドソン(英国)が運転していた開始5時間ごろに接触を起こして遅れ、9周遅れの8位。7番手から出た2号車は8周遅れの6位だった。
最高峰のLMP1クラスへ復帰して2年目のポルシェは395周を走った19号車と1周遅れの17号車で1、2位を占め、17年ぶりに単独最多の17勝目を挙げた。アウディは連覇が5で止まり、2周遅れの3位が最高だった。
ことし、LMP1クラスに戻ってきた日産の3台は22号車が規定周回数に届かず、松田次生らの21号車と、23号車はともにリタイアした。