日本建設機械工業会が30日発表した5月の建設機械出荷額(補給部品含む総額)は前年同月比0.2%減の1644億円だった。3カ月連続で前年実績を下回った。高水準で推移した昨年に比べると輸出がやや弱いことが影響した。
輸出は同5.7%減の990億円で、2カ月連続の減少となった。地域別ではアジアが同24%減、独立国家共同体(CIS)その他東欧が同21.2%減となるなど、大きく伸びた昨年と比べ全9地域中6地域が減った。
一方、国内向けは同9.5%増の654億円で2カ月連続で増加した。機種別ではトラクタが同39.2%、ミニショベルが同32.3%伸びたほか、主力の油圧ショベルが減少幅を縮めたことも寄与した。
出荷額は日本メーカーが国内の生産拠点から出荷した総額で、海外の生産分は含んでいない。〔日経QUICKニュース(NQN)〕