JTBが2日まとめた2015年の夏休みの旅行動向によると、国内と海外を合わせた旅行人数は前年比0.1%増の7816万人になる見通しだ。北陸新幹線の開業を受けて北陸方面が好調で、円安などの影響で苦戦する海外旅行の減少を補う。
7月15日~8月31日に1泊以上の旅行に出発する人数を推計した。国内旅行は7561万人と0.2%増えそうだ。自治体が発行する旅行クーポン「ふるさと旅行券」を使って地方を訪れる人も増えているという。
海外旅行は1.9%減の255万人となりそう。円安やテロの影響で欧州方面への旅行者が減っているほか、中東呼吸器症候群(MERS=マーズ)が発生した韓国も苦戦している。