経済産業省が14日発表した7月の製造工業稼働率指数(2010年=100、季節調整済み)は、前月比0.2%低下の96.9だった。低下は2カ月ぶり。業種別では、スマートフォン(スマホ)向け部品などの生産が鈍く、電子部品・デバイス工業が下振れした。自動車生産が低調な輸送機械工業も前月を下回った。生産能力指数(原指数)は前月比で0.1%低下の95.3だった。
同時に発表した7月の鉱工業生産指数(10年=100、季節調整済み)確報値は、前月比0.8%低下の97.5だった。速報値(0.6%低下の97.7)から下方修正された。コーヒー・茶系飲料、化粧水などの生産が速報値から下振れした。業種別では電子部品・デバイス工業が下がった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕