茨城県は16日午前、同県境町の40代男性と10日以降、連絡が取れなくなっていると発表した。県は台風18号の影響による関東・東北地方の水害に巻き込まれた可能性があると判断。県は15日までに安否不明と公表した全員の無事を確認していたが、新たに安否不明者を1人とした。
県によると、男性は10日午前6時ごろ、家族に「コンビニに行ってくる」と伝え、自転車で外出したまま連絡が取れなくなった。16日午前6時ごろ、境町の町道付近で水没した男性の自転車が見つかった。発見場所は10日には冠水状態だったとみられるという。
男性の家族は10日時点で県警に相談していたが、県は「水害との関連が不明」として安否不明者数に計上しなかった。
一方、県は15日に安否不明者のうち1人は虚偽通報で実在しない人物だったと発表したが、全員実在し、無事を確認したと訂正。県は「県の担当者が県警への問い合わせの中で勘違いした。十分な確認をせず申し訳ない」と謝罪した。