北海道の新千歳空港で15日夜、離陸直前の成田行きジェットスター・ジャパン112便エアバスA320の乗客の女性が「預け荷物に爆弾を入れた」と話したために、同機がいったん離陸を取りやめていたことが16日、国土交通省新千歳空港事務所などへの取材で分かった。その後の検査で爆発物は見つからず、約3時間遅れて出発した。
同事務所によると、同機は午後7時45分出発で、誘導路を移動中に女性から申告があり、駐機場に引き返した。乗客乗員計182人にけがはなく、午後10時半ごろ出発した。他の便への影響はなかった。
千歳署が威力業務妨害容疑でこの女性から事情を聴いている。責任能力の有無も慎重に調べる。〔共同〕