甘利明経済財政・再生相は18日朝の閣議後の記者会見で、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉を巡り、参加12カ国の閣僚会合が米ジョージア州アトランタで30日から開かれるとの一部報道について「日本を含めて各国へその日程で打診がきていることは事実」と認めた。「正式発表は議長国の米国から間もなくあるのでは」とも明らかにした。
甘利経財相はTPP交渉について、参加国のカナダで10月19日に総選挙があるため「選挙後にどういう体制が構築されるか分からず、不確定要素になる」と指摘。次回閣僚会合での大筋合意に向けて「12カ国はこれが最後のチャンスという認識を持って臨むことが極めて重要」と改めて強調した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕