【ニューヨーク=共同】米大リーグ、ヤンキースは20日、田中将大投手が右太もも裏の張りのため23日(日本時間24日)のブルージェイズ戦の先発登板を回避すると発表した。ア・リーグ東地区首位を争う宿敵との対戦がなくなった田中は「すごく悔しい」と話した。
18日に2試合続けて中4日の登板間隔でメッツ戦に先発し、二回の打席でバントをして走りだした際に痛めたという。その後も投げ続け、6回2失点だった。19日に磁気共鳴画像装置(MRI)検査を受け、軽度の張りと診断された。
田中は「大きな問題があるなら、その後マウンドには立ってない。日に日に良くなっている」と軽症を強調。登板に意欲を示していただけに「投げたい気持ちは首脳陣に伝えたけど、チームとしてプレーオフを見据えたときに、1回(登板を)飛ばして、少しでもいい状態に戻した方がいいと言っていただいた」と冷静な口調で話した。23日は右腕のノバが代わりに先発する。
20日の田中は軽めのキャッチボールを行った。21日からのトロントへの遠征にはチームに同行せず、ニューヨークで治療や調整に専念する。