25日午前の東京外国為替市場で円相場は続落した。12時時点は前日17時時点に比べ25銭円安・ドル高の1ドル=120円18~21銭だった。米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長が24日に年内利上げを示唆し、日米金利差の拡大観測から円売り・ドル買いが先行した。10時前の中値決済に向けては国内輸入企業のドル買いが優勢だった。午前の中ごろ以降は円は底堅さを見せた。日経平均株価が下げに転じ円の買い戻しを誘った。 日銀の黒田東彦総裁が首相官邸に入ったと伝わった。安倍晋三首相と会談するとみられるが、今のところ為替相場の反応は乏しい。会談の結果を見極めたいとのムードも強い。9~12時の円の安値は1ドル=120円38銭近辺、高値は120円02銭近辺で値幅は36銭程度だった。 円はユーロに対しては3日続伸した。12時時点は前日17時時点に比べ20銭円高・ユーロ安の1ユーロ=134円26~30銭だった。対ドルのユーロ安が影響し円高・ユーロ安の方向に振れた。 ユーロはドルに対し続落した。12時時点は同0.0040ドルユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1170~74ドルだった。米利上げ観測を背景にユーロ売り・ドル買いが出た。〔日経QUICKニュース(NQN)〕 |
外為12時 円、続落も底堅い 安倍・黒田会談の実施には反応薄
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