安倍晋三首相は26日朝、米ニューヨークで開く国連総会など出席のため政府専用機で羽田空港を出発した。これに先立ち同空港で記者団に「世界の平和と安定にこれまで以上に貢献していく強い意志を表明したい」と強調。シリアなどから欧州に流入する難民問題への人道支援策を表明する意向を示した。
28日に予定するロシアのプーチン大統領との会談には「(北方)領土問題は首脳間のやりとりなくして解決しない。胸襟を開いて幅広く率直な議論を行いたい」と述べた。各国首脳との会談では、通常国会で成立した安全保障関連法への理解も呼びかける構えだ。
首相は米ニューヨークを訪れた後、ジャマイカも訪問。10月2日の帰国後、内閣改造や党役員人事に着手する。