【ワシントン=川合智之】ケリー米国務長官は27日、イラク軍がロシアとシリア、イランと過激派組織「イスラム国」(IS)掃討作戦で情報を共有すると発表したことについて「まだ調整されていない」と懸念を示した。ニューヨークでのロシアのラブロフ外相との会談で語った。米国務省が発表した。
ロシアはIS掃討でシリアのアサド政権を関与させる方針だが、同政権の退陣を求める米国は反対している。28日に予定するオバマ米大統領とロシアのプーチン大統領との会談でも協議する。
ケリー氏は27日、パキスタンのシャリフ首相とも会談した。アフガニスタンでの和平交渉やインドとの対話の重要性について議論した。