投資信託協会が14日発表した9月の投資信託概況によると、設定額から解約・償還額を差し引いた公募投信の資金動向は9857億円の流入超になった。流入超は27カ月連続で、過去最長記録の更新が続いている。一方で公募投信の純資産総額は93兆673億円となり、2カ月連続のマイナスになった。
株式投信の資金動向は1兆5403億円の流入超となった。流入超は10カ月連続。運用成績は4兆5571億円のマイナスで、純資産総額は2カ月連続で減少。77兆807億円になった。中国景気の減速懸念や米国の利上げ観測による株式相場の下落が響いた。
公社債投信の資金動向は5546億円の流出超だった。待機資金の受け皿であるマネー・リザーブ・ファンド(MRF)は流出超だった。公社債投信の純資産総額は15兆9866億円に減った。〔日経QUICKニュース(NQN)〕